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投球
- 2022/04/27
- 治療,野球
こんにちは、京都・宇治市の幸整骨院です。
ピッチャーに限らず、野球をしていると必ずと言って良いほどボールを投げますよね?
しかし、小中学生などのお子様だけでなく大人の方の中にも、腕の使い方など投球のメカニズムを間違って認識してしまっていることがあります。
そこで今回は、投球の基本的なメカニズムを解説していきたいと思います。
投球の基本的な流れ
投球動作の基本的な流れですが、大きく分けて並進運動と回転運動に分かれます。
まず、並進運動とは、回転を速くするために勢いをつけるための運動で、野手で言えばステップから踏み出した足が着く直前、ピッチャーで言えば踏み出す方の脚を上げて前に動き出してから踏み出した足が着く直前までのことです。
そして、並進運動でつけた勢いを、股関節を中心とした回転運動に変換させます。
そして、その回転で生み出された遠心力によって腕が振られることでボールが投げられます。
しかし、この一連の動きの中で、余計な力が入ってしまったり、逆に必要な力を使えていないと、一連の動作をスムーズに行えません。
では、スムーズに行えない原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
いくつか代表的なものを挙げておきますので、なかなか投球がスムーズに出来ないという方は一度チェックしてみてください。
投球動作がスムーズに出来ない人の原因と特徴
厳密に言うと数が多くなりすぎてしまうので、ここでは代表的なものだけにしておきます。
まず1つ目の原因は腕の意識が強すぎるケースです。
これは、特に小中学生のお子様に多いケースで、腕を振る意識が強すぎると余計な力が入ってしまい、上手く遠心力を利用することが出来なくなってしまいます。
先ほども言いましたが、投球動作において基本的に腕は振られるものです。
しかし、腕を振ろうとすると腕に力が入ってしまいますよね?
そして、力が入るということは筋肉が収縮するということです。
そして、筋肉が必要以上に収縮してしまうと、腕や身体の”しなり”を上手く使うことが難しくなります。
そうなってしまうと、筋力でボールを投げなくてはならなくなります。
また、腕の力でボールを投げようとすると、肩や肘への負担が大きくなってしまうのでケガのリスクも高くなり危険です。
こういった選手の投球フォームの代表的な特徴としては、投球時に身体よりも先に腕を振っていたり、身体の回転が不十分なケースが多く見受けられます。
また、その他にも身体の回転と腕の軌道がズレているというのも多く見受けられる特徴の1つです。
これらの特徴のある選手は、そもそも腕の使い方を勘違いしてしまっていることが多いので、まずは正しい使い方を理解出来ているのかを確認してみるのも良いかもしれませんね。
次に、投球動作がスムーズに出来ない原因に多いのが、股関節を上手く使えていないケースです。
また、このケースでは大きく分けて2つの原因が考えられます。
1つ目は普段から使われていない事が原因になっている場合、2つ目は逆に使いすぎやケア不足が原因で、疲労が蓄積して機能が低下している場合です。
こういった選手に多く見受けられる日常生活での特徴としては、猫背・ガニ股や内股などが挙げられます。
また、投球動作の特徴としては、身体の開きが早い・並進運動時に極端に膝が前に出る・回転不足などが代表的です。
実際には体幹の弱さなど、もっと様々な原因がありますが、細かく挙げるとキリが無いので代表的なものだけにしておきます。
根本原因から改善してみませんか?
Co-Athletesでは、選手への実際の投球レッスンから親御さんへの知識的なレッスンまで幅広く行っております。
また、投球レッスンも、フォームのチェックは勿論のこと、投球に必要な身体の使い方、筋力トレーニングから身体のケアまで幅広く対応させて頂いておりますので、原因が分からずなかなか改善出来ずにお困りの方は是非一度ご相談ください。
その他にも、お子様が野球を始められた親御さんや、これから指導者を目指すという方にも分かりく投球のメカニズムの解説やレッスンを行っておりますので、興味のある方は是非一度ご相談ください。
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