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ストレートネック

2021/07/08
治療


   いつもお世話になっております、京都・宇治市の幸整骨院です。


近年、耳にすることが増えてきたストレートネック。


どういった症状を引き起こしてしまうかアナタはご存じですか? 


今回はさまざまな神経症状を引き起こす危険性を秘めた、ストレートネックについて解説していきますので、以下の症状でお困りの方は最後までご覧いただき参考にしてください。


症状


よく寝違えを起こし、首を痛めやすい

 気分が落ち込むことが多くなった

 前屈みの姿勢になることが多い

 吐き気や頭痛がひどく、目が疲れやすい

 運動をしていないのに息苦しい

 首の可動域が狭くなった 

 手がしびれる

 肩こりがひどい

 頭痛を発症しやすい

 猫背が気になる

 首がだるく重い感じがする

 上を向くのが辛い


これらはストレートネックが原因で起こりうる症状の代表的なものです。


こういった症状で悩まれている方はストレートネックの可能性がありますので、一度病院や整骨院で受診されることをおすすめします。


ストレートネックとは


ストレートネックとは、正常な首の骨が、緩やかなカーブを描いているのに対して、前傾姿勢を続けることなどが原因となり、頸椎(首の骨)が真っ直ぐになってしまっている状態のことです。       




 現代では、パソコンの普及に伴って、デスクワークが多くなり首が前のめりの姿勢で仕事をする人が増えています。


また、低年齢層の若い方においてもスマートフォンの普及に伴い、小さな画面で文字をうつむいた状態で凝視することが増えてきました。


このことから、ストレートネックはスマフォ病とも言われています。


ストレートネックの原因


では、何故前傾姿勢がストレートネックの原因になるのでしょうか?


人間の頭部の重さは、成人の方で体重の10%程と言われており、体重50㎏の人で5㎏ほどの重さがあることになります。


これはボウリングの球で言うと11ポンド程の重さになります。      


 その頭部が前傾位にくることによって、首の筋肉は常に頭部を支えるために働かなくてはなりません。    


 トレーニングのように、短時間の間に筋繊維を「伸ばす」・「縮める」を繰り返す使い方をする際はそれほど問題ないのですが、重たい物を長時間同じ位置で持ち続けるような筋肉の使い方をしてしまうと、筋肉は筋緊張を起こしたり筋疲労が蓄積することによって固くなってしまいます。    


 また、血液は筋肉に沿って流れているため、筋肉が固くなってしまうことで筋肉が血管を圧迫し、血行が悪くなりやすくなります。    


 そうなることで、酸素の供給がうまくいかなくなる他、老廃物が溜まり、その結果として、痛みやだるさなどを伴う首のこりや肩こりの悪化に繋がります。      


 そして、コリによって首周りの筋肉が固まると頸椎の可動域が低下し、さらに頭部が前傾した生活が続くことで、頸椎が頭部の重みにより徐々に湾曲を失いストレートネックになってしまうのです。    


 また、頸椎のカーブが失われることで血管や神経を圧迫され、首の痛みだけでなく頭痛や目眩といった症状など、身体に様々な不調をもたらせることもあります。    


 このように、筋肉が強く緊張することにより骨や関節が圧迫され神経を刺激することで、耳鳴り・目眩・頭痛などの症状に加え自律神経失調症や頸椎症、頸椎ヘルニアなどの神経症状も起こってくるので、そうなってしまう前に異変を感じた場合は早い段階で適切な治療をしましょう。    


 その他にも、ストレートネックの方の特徴として、肩甲骨が外に引っ張られ巻肩になってしまっていることが多いです。      




 巻肩とは、肩が前方に巻いている状態で、この状態が長く続くと、胸の筋肉は縮み、背中の筋肉は伸びた状態で固まります。    


 その結果として、肩甲骨が広がった状態になりますので、肩甲骨を背骨に引き寄せるための菱形筋などの筋肉は縮みにくく、肩を内側に引き寄せるための胸筋などの筋肉は伸びにくくなってしまいます。      


 この状態になってしまうと、肩甲骨の可動域も正常な状態と比べると狭くなってしまうのであまり動きません。    


 そうなると、肩甲骨に付着している筋肉はあまり動かなくなるので、さらに固まってしまいます。    


 肩甲骨には肩の回旋や外転などの動作を行うために必要なインナーマッスルが付着しており、それらの筋肉がうまく機能しないと、肩の回旋や外転などの動作が正常に行えず、三角筋や僧帽筋といった、肩の内外旋や外転に関係する筋肉に負担がかかります。    


その結果、次は三角筋や僧帽筋といった大きな筋肉が固くなってしまい、肩関節に大きな負担がかかることになります。   


そうなると、肩が正常に動かなくなり、肩を動かす際に肩関節内で骨同士がぶつかったり、骨が筋肉などの組織を挟んでしまったりなど、肩に痛みが生じるようになり、これがインピンジメント症候群と言われるものです。      


 その他の原因として、骨盤が後傾してしまっていることもストレートネックになる要因だと考えられています。     


 なぜなら、骨盤が後傾するとバランスをとるために腰は丸くなります。       


 そして、腰が丸くなると、腰から胸郭にかけて身体の後ろ側に重心がかかってしまい、後ろに倒れないようにするために、胸郭よりも上の部分は前に加重をかけなくてはならなくなり、肩・首が前方に出てしまうのです。     


 その結果として頭部も前方に出てしまい、頭部を支えなければならない頸椎に負担がかかってしまうというわけです。    


 この場合、体幹の筋力を使わなくてもバランスがとれるので、筋力は徐々に弱くなってしまい、正しい姿勢をキープすることも難しくなります。     


 そうなってからだと、体幹の強化トレーニングなども行わなければ正しい姿勢を保てなくなってしまうので、回復に時間がかかるため、そうならないためにも早期改善をおすすめします。     


ストレートネックの改善法


 次に改善方法ですが、首周りの筋肉の状態を改善していくのは勿論ですが、まず一番大切な事はうつむいた姿勢を長時間とらないことです。    


 そのためには、デスクワークなどの仕事をする際には、頭部が前傾位にならないように、 しっかりと骨盤を立てた状態を保たなければなりません。    


 そして、そのためにはパソコンの画面の位置や、椅子やデスクの高さを適切な物にしておく必要がある他、骨盤を立てられる身体の状態にするため、体幹などの筋力強化や臀部などの柔軟性を向上させていく必要があります。        


 当院での治療      


 幸整骨院では、初期の治療として電気治療器や超音波治療器によって炎症や筋肉の緊張の緩和を行います。     


 また、原因となっている筋肉の柔軟性の向上を目的に、手技によるマッサージやストレッチも行っていきます。   


 その他にも、巻肩になってしまっているケースが多いので、巻肩を引き起こしている胸周りの筋肉を、マッサージやストレッチで緩めると共に、硬くなってしまった肩甲骨周りの筋肉に対しても同様にアプローチをしてストレートネックを改善させます。     


 また、ストレートネックの多く方が、体幹が弱り、正しい姿勢をキープ出来なくなってしまっていることが多いです。     


 ですので、当院ではそういった筋力の改善も行っていきます。     


 当院はプロ野球選手の専属トレーナーを務めていることもあり、筋力の強化や回復に関するトレーニングには精通しておりますので、患者様の能力や状態に応じたトレーニング方法を提供しておりますので安心してお任せ下さい。                 


 簡単なセルフチェック


 壁に立ち、かかと、おしり、肩甲骨、後頭部の4つが綺麗に壁にくっつくかどうかをチェックします。    


 この時どこかが壁に着かなかったり、壁に着けようとした時に違和感がある場合は、身体のバランスが崩れてしまっているので注意が必要です。    


 枕の高さが高すぎないかどうか     


 枕が高すぎると仰向けで寝ている状態が、常に首が前傾姿勢になってしまいストレートネックを助長させてしまいます。   


一度枕の高さを確認してみましょう。       


 ストレッチ 


 首を多方向に曲げて手で押さえる 緊張している筋肉をまずはほぐしていきましょう。     


 注意点としては、首の筋肉は敏感で痛めやすいため、オーバーストレッチにならないように気を付けましょう。     


 ストレッチの強度としては、「少し伸びて気持ち良い」というぐらいで行うようにして下さい。     



 「ストレートネックの症状を改善したい」 

 「ストレッチ方法が分からない」 

 「骨盤の立て方が分からない」 

 「改善のトレーニング方法に興味がある」     



 などお困りの方は、宇治市の幸整骨院まで是非一度ご相談ください。

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