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冷え症

2022/03/07
治療

こんにちは、京都・宇治市の幸整骨院です。


3月に入り、少し暖かくなったかと思えば急に寒くなったりと、少し油断すると体調にも大きな影響が出る時期ですね。


特にここ数年は、コロナウイルスの関係もあり、少し免疫力が低下するだけで色々と大変だと思いますので、くれぐれも体調にはお気を付け下さい。


そんな時期ですので、今回は寒さにも大きく関係してくる、冷え症について少しお話しようかと思います。


冷え症は冬場だけに限ったものではありませんが、年中通して冷え症にお悩みの方も、特に冬場の冷えは辛いですよね?


また、昔は冷え症ではなかったのに、「いつの間にか冷え症になった」「年を重ねるごとに冷え症の症状が酷くなった」という方もおられるのではないでしょうか?


自宅で簡単に出来る簡単な対処法などもご紹介していますので、是非参考にしてみてください。



冷え症の原因



冷え症は様々な要因によって起こりえます。


例えば、偏った食生活による栄養不足や慢性的な運動不足、寒さによる筋肉の硬化、自律神経の乱れなどが代表的なものですね。


栄養不足



過度な食事制限によるダイエットなどが原因になることが多く、その中でも、身体の基礎となるタンパク質や炭水化物・脂質の不足、それらを熱に変換するためのビタミンやミネラルなどの不足が原因になっていることが多いと考えられています。。


運動不足



筋肉は血液を送るポンプのような役割もしているので、運動不足によって筋肉が衰えると血流が悪くなり、手足などの末端まで上手く血が巡らなくなってしまうことが原因だと考えられています。


自律神経の乱れ



気温が低くなると、交感神経が優位に働くと言われており、その状態が長く続くことで筋肉の緊張が続くことで筋肉の硬化の原因になってしまい、その結果血流が悪くなってしまうことが原因だと考えられています。


冷え症の解消法



冷え症に限ったことではありませんが、まずは何が原因でそうなってしまったのかを見つけることが大切です。


例えば、栄養不足が原因で症状が出ているのに、いくら運動をしても症状が改善されることはほとんどありません。


逆に、運動不足が原因になっているのに、いくら食事に気を付けてもあまり意味がありませんよね?


もちろん、運動をすることもバランスの良い食事を摂ることも大切なことではあります。


しかし、原因が違うところにあるのであれば、それに応じた方法でアプローチする必要があるということです。


また、「ある日突然冷え症になる」ということはほとんど無く、多くの場合が徐々に症状が強くなってきて、ある一定以上に症状が進行した時に自覚症状が出ます。


つまり、日常生活が影響している事が多く、春から夏にかけての過ごし方も関わりが大きいわけです。


例えば、夏場にエアコンで冷やしすぎた部屋でずっと生活していると、交感神経が常に優位に働いている状態で1日を過ごすことになります。


そうなると、毛細血管はずっと収縮状態になるので、手足は血行が悪くなり冷えた状態が続きます。


また、それに伴って毛細血管を収縮させるために筋肉も働き続けなくてはなりません。


その結果、筋肉に疲労が溜まり硬化してしまうことで、より血行が悪くなり冷え症が進行してしまうというわけです。


このような場合だと、手足などの末端の筋肉をほぐし血行を良くするだけでなく、エアコンを効かせすぎないようにもしなくてはなりません。


何故なら、根本的な原因は、「エアコンで部屋を冷やしすぎたことによって、自律神経が乱れてしまっている」からです。


そのため、固まった筋肉をせっかくほぐしても、自律神経が乱れたままだと症状が再発してしまう可能性が高く、根本的な解決にはならないというわけです。


次に、筋肉が硬くなることで血管を圧迫し、血行が悪くなってしまっている場合はどうでしょうか?


この場合も同じように、原因となっている筋肉をほぐすことで解決出来そうですね。


しかし、筋肉は何故硬くなってしまったのでしょうか?


今回の場合は、「血管を圧迫している筋肉」が根本的な原因なのではなく、「血管を圧迫している筋肉が硬くなった理由」が解決しなければならない根本的な原因です。


では、何故筋肉は硬くなってしまうのでしょうか?


筋肉が硬くなる理由は、「使いすぎ」か「使わなすぎ」であることが多いです。


本来、筋肉は伸び縮みすることで関節を曲げ伸ばしすることが出来ます。


例えば、手のひらを見ながら肘を曲げてみてください。


すると、身体の表側の肩から肘の下にかけて付いている、いわゆる力こぶが出来る部部の筋肉が縮みます。


逆に、手のひらを見ながら曲げた肘を伸ばそうとすると、身体の後ろ側の肩から肘の下にかけて付いている筋肉が縮みます。


そして、筋肉を「使う」とは、主に縮む時です。


そして、筋肉は使いすぎてしまうと疲労が抜けずどんどん溜まってしまいます。


特に、縮める方向に力が働いた状態を長時間キープすると、筋肉は疲労が溜まりやすくなります


この代表的なものが「肩こり」です。


「肩こりで悩んでいるけど筋肉を全然使っていないよ」


という方がおられるかもしれませんので、少し説明をしておきますね。


まず、肩こりでお悩みの多くの方は姿勢が悪くなっており、頭部が身体よりも前側にある状態で過ごされています。


そうなると、正しい姿勢をとっている時に比べて、首や肩の後ろ側の筋肉は、頭がそれ以上前に行かないように縮む方向に働かなくてはならないわけです。


つまり、あまり動かしていないだけで、「使いすぎ」ているわけですね。


では、逆に「使わなすぎ」とはどういうことでしょうか?


これは単純に運動不足などが原因で、筋肉を使っていないということです。


筋肉は使わないとどんどん伸び縮み出来る距離が短くなってしまいます


そうなると、筋肉内の血行が悪くなり疲労物質などが溜まりやすくなります。


その結果、筋肉が硬くなってしまうというわけですね。


こういった場合は、硬くなってしまっている部分をストレッチをしたり、身体を大きく動かすことで筋肉がほぐれ、冷え症を解消出来ることがあります。


幸整骨院では、各患者様に適した、ご自宅でも簡単に出来る体操やストレッチもお教えしております。


冷え症だけでなく、身体のことでお悩みの方は、是非一度ご相談ください。


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