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身体を良くしようとして頑張ったことがケガの原因になることもある?
- 2021/11/12
- 治療
お世話になります、京都・宇治市の幸整骨院です。
筋肉をつけたい
スタイルを良くしたい
パフォーマンスを上げたい
ケガを防止したい
健康な身体を維持したい
など、目的は違えどスポーツをされている方もそうでない方も、一度はストレッチやトレーニングに取り組まれたことがあるのではないでしょうか?
今回は、それらの努力がなかなか報われない方や、頑張っているのに身体を痛めてしまったという方に是非ご覧頂きたい内容になっておりますので、思い当たることがある方は、是非最後までご覧ください。
ケガには防げるものと防ぎようのないものがあります
例えば、自宅で寝ている間に強盗に襲われてケガをした。
こんなものは防ぎようがありませんよね?
しかし、このようなことは極々稀であり、実際にケガをするのにはほとんどの場合、何らかの原因があります。
また、その原因にはある程度注意していればケガを防げるものや、よほど注意や予防をしていなければケガを防げないものなど様々です。
そういったケガの中でも、今回ご紹介する原因は、ケガを予防しようとしたり、身体を良くしようと頑張った時に起こりやすいものですので、これから身体を良くしようと考えておられる方は是非参考にして下さい。
そのストレッチ、本当に間違っていませんか?
現代は、パソコンやスマートフォンの普及に伴い、簡単にインターネットで情報を得ることが出来ます。
そして、ネット上に正しい情報から誤った情報まで、様々な情報が混在しています。
そのため、その情報が正しいものなのか誤ったものなのかを正確に判断することは難しく、見た情報を鵜呑みにしてしまっていたり、部分的に解釈をしてしまい正確に情報を捉えられていない方もおられるのではないでしょうか?
当院に来られる患者様の中には、スポーツに一生懸命取り組んでいる小中学生のお子様もおられ、その中には自分でトレーニング方法やストレッチ方法を調べたり、親御さんに調べてもらったりと、「身体を良くしたい」「競技レベルを高めたい」と努力をされているお子様も多くおられます。
しかし、ストレッチやトレーニングは、正しく行わなければ効果が得られなかったり、逆にコンディションを悪くしてしまうこともあります。
そして、非常に残念ではありますが、ほとんどの場合が正しい方法でトレーニングやストレッチを行えておりません。
そのため、一生懸命トレーニングやストレッチをしているのに「効果が出ない」「パフォーマンスが良くならない」、最悪の場合は「身体を痛めてしまった」という結果になってしまうわけです。
そういった方に多い特徴をいくつか挙げておきますので、思い当たる方は一度、京都・宇治市の幸整骨院までご相談ください。
・ストレッチの強度が強すぎる
強すぎるストレッチや長すぎるストレッチは筋繊維を痛めてしまったり、伸びた状態で組織が固まってしまう危険があります。
・ストレッチの時間が短すぎる
筋肉が伸びるのには、おおよそ30秒~60秒かかると言われておりますので、極端に短いストレッチは効果を得られていないことが多いです。
・正しいフォームでストレッチを行えていない
ストレッチは正しい角度や姿勢で行わないと本来の効果が得られません。
これらのように、強度・時間・姿勢が間違っているケースではストレッチ効果が十分に得られていないことが多いです。
ストレッチ効果が得られているのかを確認するために、ストレッチ前後で変化があるのかどうかをしっかりとチェックするようにしましょう。
もしも、ストレッチ前後で変化がないようであれば、そのストレッチ方法自体に間違いがあるか、適正な時間・強度、正しいフォームで行えていない可能性が高いです。
そして、逆に正しく効果的なストレッチをされているにも関わらずケガをしてしまう方に多いケースが「片側のストレッチしかしていない」というケースです。
どういうことかと言うと、人の身体はほとんどの部分が「裏表」「内外」でバランスをとっており、極端にどちらかの筋肉を鍛えたり柔らかくしてしまうとケガの原因になります。
特にスポーツをされている方は、瞬発的に動作を行ったり、筋肉が伸びた状態から筋肉を縮める動きが多くなるので、そういった時に肉離れなどの大きなケガをしてしまう事が多いです。
そうならないためには、左右のバランスは勿論のこと、裏表や内外のバランスを考えてストレッチをするようにしましょう。
間違ったトレーニングはケガの原因になる
また、これはトレーニングにおいても同じことが言えます。
強度が強すぎるとケガの原因になりますし、逆に弱すぎては効果が得られません。
また、フォームが崩れてしまうと、鍛えたい部分にしっかりと効果が出なかったり、代償運動(本来鍛えたい部分と違う部分を使ってしまう)が出たりします。
時には、がむしゃらにトレーニングをすることも必要な場合もありますが、「効果」「リスク回避」の観点から見た場合は、正しい強度のトレーニングを正しい頻度で正しいフォームで行うことが重要になってきます。
また、トレーニングにおいても表裏・内外のバランスが重要です。
例えば、太ももの前側(表側)を鍛えようとした場合は、膝を伸ばす動きを行うのが代表的なトレーニング方法です。
逆に、太ももの後ろ側(裏側)は、膝を曲げる動きを行うと鍛えることが出来ます。
分かりやすく体感していただくには、膝を曲げた状態で椅子に座り、太ももの前側を触りながら膝を伸ばすと、太ももの前側の筋肉が硬くなるのが分かると思います。
逆に、膝を伸ばした状態でうつ伏せになり、太ももの後ろ側(裏側)を触りながら膝を曲げると、太ももの後ろ側の筋肉が硬くなるのが分かりますよね?
これは、太ももの筋肉が収縮することで膝の関節が曲がったり伸びたりしているからです。
そして、基本的には筋肉は関節を動かすためにあり、前後左右・表裏・内外で対になっています。
そのため、バランスを良くするためには、表を鍛えた時は裏側も、内側を鍛えた場合は外側も同じように鍛える必要があるわけです。
もしも、片側だけを極端に鍛えすぎてしまうと、瞬発的な動きをした時などに強い筋力の方の動きに反対側がついていけずに痛めてしまうことがあります。
また、こういったケガは表裏や内外だけでなく、関連する筋肉にも起こることがあります。
例えば、太ももの筋肉を鍛えているのに、ふくらはぎの筋肉を全く鍛えていない時などに起こることがありますので気を付けるようにして下さい。
こういったリスクなどは、インターネットのトレーニング情報などには載っていないことが多いため、十分に注意する必要があります。
また、ある程度は正しいトレーニング方法が紹介されていますが、人間の身体は個人によって骨格が違ったり、筋肉の付き方などが違うため、本当にそれがあなたの身体に合っているかどうかは分かりません。
ですので、得た情報を鵜呑みにするのではなく、本当に自分にとって良いものなのかを判断するようにしましょう。
もし、どのようなストレッチやトレーニングをすれば良いの分からないという方や、もっと詳しく知りたいという方は、京都・宇治市の幸整骨院まで一度ご相談ください。
正しいストレッチやトレーニングでより良い身体作りをしましょう
当院はトレーニングジムも併設しておりますので、ケガ防止のためのトレーニング方法やストレッチ方法の指導、フォームチェックも行えます。
また、スポーツを始めたての小学生から80才以上の方まで幅広く来られており、その方に適した内容でお教えさせて頂いておりますので、どなたでもお気軽にお問い合わせください。
身体の機能を改善するのは早ければ早いほど良いので、大きなケガをしてしまう前に出来るだけ早く取り組まれることをオススメします。
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