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痛みが消えてもケガは完治していない?ケガの再発を繰り返してしまう理由

2021/10/22
治療


お世話になります、京都・宇治市の幸整骨院です。


あなたは、痛みが消えたらケガは治ったと思われていませんか?


ケガをすると、痛めた部分は信号として痛みを発します。


そして、その痛みを感じることで私達はケガをしていることを自覚出来るわけですね。


もちろん、切り傷や擦り傷のように見た目でケガをしたと分かるものもありますが、捻挫などのように外見では分からないケガもあります。


また、そのどちらのケガの場合でも、基本的には自然治癒力によって受傷後は徐々に痛みが和らいでいくことが多いです。


しかし、中には放っておいても治らないケースもありますので、痛みを感じた場合は安易に判断せずに専門の医療機関で受診するようにしてください。


場合によっては、対応が遅くなってしまったために「回復にものすごく時間がかかった」「元通りに治らなくなってしまった」ということにもなりかねません。


また、自然治癒すると言っても、それは回復が損傷の速度を上回った時に出来ることですので、痛めた部分を繰り返し使用してしまうと、損傷や炎症が大きくなり回復が間に合わず症状がどんどん悪化してしまうこともあります。


そして、その状態が長期間続くと炎症が慢性化してしまうこともありますので、そういった意味でも早めに対処することをオススメします。


「ほんの些細な痛みがいつの間にか激痛に変わっていた」ということもありますので、気になる方は一度、京都・宇治市の幸整骨院までご相談ください。


痛みが出る前には身体から信号が出ている?



先ほど、痛みは身体が出してくれている信号だと言いましたが、正確には痛みが出る前から身体が信号を出してくれているケースが多いです


どういったことかと言うと、例えば「朝、階段を上り下りする時にふくらはぎや踵が突っ張る感じがする」などの違和感がそれにあたります。


こういった場合、それはすでに赤信号です


例えば、車通りがほとんどない道であれば赤信号を無視してもあまり事故には遭わないですが、車通りの多い大通りの赤信号を無視するとかなり高い確率で事故に遭いますよね?


それは、身体も同じです。


日常生活などで、ゆったりとした動きをしている分には大きなケガはしないかもしれません。


しかし、身体から赤信号が出ている状態でスポーツなどの激しい動きをしたり、日常生活でもふとした時に急に負荷がかかったりすると大きなケガに繋がる可能性が高くなってしまいます。


つまり、ケガを未然に防ぐためには、出来るだけ早く身体が出している信号に気付き、どう対処するかが大切であるということです。


しかし、ほとんどの方はそういった信号を無視して放置してしまい、そのままいつも通りの生活を続けたり、信号に気付かずにプレーを続けてしまったり、違和感を感じながらも普段と変わらない練習をしてしまうことが多く、その結果ケガをしてしまうというケースが目立ちます。


もしも、あなたが違和感に気付けた場合は、それは大きなケガを未然に防ぐための最後のチャンスかもしれませんので、ぜひお早めに専門機関に相談するようにしましょう。


ケガの再発の原因



また、逆に復帰後に再受傷する方に多いのが、


痛みが消えた=完治したと判断し、受傷前と同じメニューでいきなり練習を再開されるケースです


人の身体は痛みがなくなったからといって完治しているわけではありません


分かりやすくいうと、


安静にしていても痛みがある
安静時は痛みはないが、歩くと痛みが出る
安静時や歩行では痛みはないが、走ると痛みが出る
ジョギング程度なら痛みはないが、7割の力で走ると痛みが出る
全力で走った時のみ痛みが出る


など負傷度合いにも段階があります。


そして、受傷後は安静にして回復させる処置をとることが多く、そういった場合はトレーニングや練習が出来ていないわけですから、筋力や柔軟性、バランスなどの能力は低下してしまうというのは想像できますよね?


また、全力で走っても痛みがないからといって、痛めた組織が完治しているという訳でもありません。


例えば、右と左で大きな筋力差がある場合などは、筋力が衰えてしまっているわけですから、筋力を戻すようなトレーニングを行う必要があります。


しかし、それをせずに受傷前のように痛めた組織を受傷前と同じように使ってしまうと、ケガが再発してしまう可能性が高くなるというわけです。


特にスポーツをされている方であれば、単純に走るだけでなく、相動き動きに合わせて切り返し動作のように負荷の大きい動きが入ってきたり、自分だけのペースでプレー出来ないことも多いですよね?


そのため、受傷後はどの程度まで痛めた組織が回復しているのか、受傷部位以外の周辺の組織を含めて、しっかりと判断する必要があるというわけですね。


また、靱帯の損傷や筋断裂、骨折といったような大きなケガをしてしまった場合は、組織が元通りになることがほとんどなく、関節が緩くなってしまったり筋組織が瘢痕化してしまうことで、組織自体が弱くなってしまうこともありますので、競技復帰する際はより一層注意が必要となってきます。


ケガの再発を防ぐには?



では、どのようにすればケガの再発を防ぐことができるのでしょうか?


前述しましたが、組織が弱っている状態や回復していない状態で競技に復帰してしまったり大きな負荷をかけてしまうと再受傷してしまうことが多いです。


そして、そういった再発を繰り返してしまう方に多いのが、「痛みがなくなったから大丈夫だ」と判断してしまうことです。


何度も言いますが、痛みがなくなったからといってケガが治った訳ではありませんし、ケガが治ったからと言って受傷前の身体に戻ったわけでもありません。


筋力が衰えてしまっていたり、組織そのものが弱ってしまっていたりと理由は色々ありますが、慢性障害と呼ばれるケガの多くが、そもそもの身体の使い方に問題があるケースが非常に多いです


そういった場合は、度重なるストレスが原因になって引き起こされていることが多いです


例えば、野球の投球障害の場合だと、間違ったフォームで投球を繰り返すことで、肩や肘へ必要以上のストレスが繰り返し加わります。


その結果、繰り返し炎症が起きることで、痛みが慢性化してしまうというわけです。


この場合だと、いくら組織を回復させたとしても、同じ投球フォームで投球を再開してしまうと、再び痛みが引き起こされてしまう可能性が高いです。


つまり、この場合ですと投球フォームを改善しなければ根本的な改善にはならないということですね。


また、これは他の競技であっても同じです。


もしも何度も同じ症状を繰り返してしまっている場合は、正しい身体の使い方が出来ているのか?正しいフォームでプレー出来ているのか?をもう一度見直してみる必要があるかもしれませんね


スポーツ以外の日常生活の痛みであっても、身体の使い方などが原因で起こってしまっている痛みもありますので、お困りの方は是非一度、京都・宇治市の幸整骨院までご相談ください。
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