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突き指

2021/07/27
治療



お世話になります、京都・宇治市の幸整骨院です。


今回は、バレーボールやバスケットボールなどの球技をしている、多くの方が経験したことがあると思われる「突き指」について、治療法などを中心に説明しています。


突き指による以下の症状でお困りの方は是非参考にしてみてください。


指が腫れて痛む

指が上手く曲げられない

ボールを受け損ね指を痛めた

マレットフィンガーと診断された

安静にするように言われた


突き指



突き指は球技をしている方はもちろんのこと、日常生活においても比較的多いケガです。


そのため、肉離れなどの大きなケガに比べると、「大したことはない」と思ってしまう方が多く、適切な処置をせずに放置してしまわれる事が多いです。


しかし、適切に処置を行わずに放置してしまうと、変形を残してしまう危険性があるほか、場合によっては骨折や靱帯損傷を伴うこともあります。


ですので、重症度に関わらず受傷された際は、「たかが突き指だから…」と放置せずに専門の医療機関で受診するようにしてください。




「マレットフィンガー」とは?




前述しましたが、突き指はバレーボールやバスケットボールなどの球技や、どこかにぶつけてしまうなどのように、瞬時に縦方向の強い外力が指先に加わることで生じます。


これは、指には構造上の関係で縦方向の外力を緩和しにくいからです。


そのため筋や骨が外力に耐えることができず、伸筋腱(手の甲側に伸ばすための筋)が切れたり、伸筋腱が付着している末節骨の一部が腱に引っ張られて剥がれたり(剥離骨折)することがあります。


また、症状としては、第1関節の腫脹や疼痛、伸展障害などが見られます。


そして、これらの腱や骨の損傷が起こり第1関節が動かなくなる症状がマレットフィンガーと呼ばれるものです。


また、マレットフィンガーは症状によって3つに分類されます。

Ⅰ型 腱断裂:伸筋腱の断裂

Ⅱ型 剥離骨折:伸筋腱付着部での剥離骨折

Ⅲ型 関節骨折:末節骨の背側関節面を含む骨折


放っておくとどうなる?



突き指を放置してしまうと、場合によっては変形や機能障害が残ることがあるため、早期治療や固定が必要になります。


また、固定中も関節周りの靭帯、腱の癒着が起こり、回復後に可動制限を残してしまうこともあるため、その後のリハビリも重要です。


当院での治療



突き指の治療は一般的に保存療法で行われることが多いです。


当院では、受傷直後はアイシングと、非常に微弱な音波を患部に断続的にあてることで、骨の修復に重要な骨芽細胞を刺激し、骨癒合促進させることの出来るLIPUS治療器を使用し治療を行います。


その後、電気治療器や超音波治療器を用いて可動制限の解除や組織の癒着を取り除いていきます。


繰り返しになってしまいますが、たかが突き指だと軽く考えてしまうと変形や可動制限を残してしまうこともあるため、受傷の際は出来るだけ早く専門機関で受診するようにしてください。


また、その他にもお悩みのことが御座いましたら、京都・宇治市の幸整骨院までご相談ください。


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