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顎関節症
- 2021/07/10
- 治療

お世話になります。京都・宇治市の幸整骨院です。
食事や会話中の痛み、ふとした時にも気になってしまい、仕事に集中できなくなったり眠れなくなったりしてしまう顎関節症。
今回はそんな顎関節症についてご説明いたします。
あなたはこんな症状でお困りではないですか?
口を開けたり閉じたりする時に顎の関節がバキバキと音が鳴る
ものを噛むとすぐに顎が疲れる
一時的に口を閉じることが出来なくなる
大きなあくびをする時に痛みが出る
顎関節症の症状と分類
顎関節症とは顎関節や筋肉の痛みや雑音、運動異常を主症状とする慢性疾患のことです。
額関節症にはⅠ型~Ⅴ型まであり、型によって症状や原因が違ってきます。
Ⅰ型
咀嚼筋と呼ばれる顎の関節を動かす筋肉の緊張によって症状が現れるものです。
嚙み合わせの異常やストレスからくる歯ぎしりや噛みしめなどが原因と考えられています。
Ⅱ型
顎の関節を包んでいる関節包や靭帯の損傷によって症状が出現しているものです。
原因として、硬いものの食べ過ぎや過度の開口などの繰り返しの外傷によって引き起こされると考えられています。
Ⅲ型
顎関節症の主体をなす型で、関節円板と呼ばれる骨と骨の間のクッションの役割を担っている組織が転位や変性によって症状が出現しているものです。
雑音が主症状で進行すると顎の動きがうまくいかず開口障害を引き起こします。
Ⅳ型
軟骨や骨が破壊され、関節自体が変形して症状が出現しているものです。
Ⅱ型やⅢ型から進行するものが多く、多様な症状が引き起こされます。
原因としては噛み合わせの異常が考えられます。
Ⅴ型
心因性顎関節症とも呼ばれ、精神的な要因が考えられます。
心理面からの治療が必要で、抗不安薬の投与で改善が見られます。
顎関節症に対する一般的な治療
治療方法としては「保存療法」と「観血療法」に分かれます。
保存療法は注射や内服薬、マッサージやリハビリなどの出血を伴わない治療になり、観血療法とは手術など出血を伴う治療のことです。
また、一般的な顎関節症の治療としては、筋弛緩剤や抗炎症剤を投与、マウスピースによる矯正などの保存療法をまず行います。
しかし、それでも効果が出ないのであれば手術を行うこともあります。
当院での治療
顎関節症の治療は型によってバラバラで、特にⅣ型とⅤ型は徒手療法での治療は難しく専門機関の受診が必要になりますので、幸整骨院では詳しく問診を行うことで何型の顎関節症なのかを評価することから始めます。
また、Ⅰ~Ⅲ型であれば徒手によるマッサージや超音波治療器・電気治療器といった物療で原因部位にアプローチします。
さらに、顎関節症に高い確率で併発してしまう頭痛や肩や首のコリに対しても、マッサージやストレッチ・電気治療器や超音波治療器を用いてアプローチしていきます。
顎関節症でお悩みの方は、是非一度「幸整骨院」までご相談ください。