ブログ

ブログ

ぎっくり腰

2021/07/13
治療

 



「立ち上がる時に痛くなった」 

 「物を持ち上げた時に急に痛くなった」 

 「物を拾い上げようとして痛くなった」 

 「腰を捻った時に痛くなった」 

 「立てないぐらい痛い」 

 「座っていても痛い」 

 「前にかがむと痛い」

 

 

 このような症状でお困りではありませんか?

 

お世話になります。


京都・宇治の幸整骨院です。


30代以降、急激に増える腰痛の症状として「ぎっくり腰(急性腰痛症)」があります。


ぎっくり腰は一度なってしまうと癖になり、定期的に発症し、発症すると身動きが取れないぐらいの激痛を伴う腰痛です。


この記事をご覧になられているあなたもぎっくり腰の経験がある方かもしれません。


医学系のテレビ番組でもぎっくり腰に関するものは非常に多く見ますし、言い換えればそれだけぎっくり腰で悩む人が多いと言う事でしょう。


また、ぎっくり腰に対する対処方法は色々なものがあり、一体どれが本当に適切な対処方法なのか悩むところだと思います。


適切な対処法を見極めるためには、やはりその本質部分やぎっくり腰のメカニズムを正しく理解する必要ありますし、その根本部分症状、つまりぎっくり腰が発症する理由を明確に突き止めておけば自分にあった適切な対処方法は見えてくるはずです。


そこで今回は、そのぎっくり腰に関する医学的なメカニズム(どのような現象によってぎっくり腰になるのか)について詳しく解説していきたいと思います。


ぎっくり腰にお悩みの方は、是非参考にしてください。


それでは早速いってみましょう。


 急性腰痛症とは?

 

 

急性腰痛症とは、ぎっくり腰やびっくり腰と呼ばれるもので、名前の通り、重たい物を持ち上げようとした時や立ち上がろうとした時に急激に発症した腰痛のことを言い、欧米などでは「魔女の一撃」とも言われる程激しい痛みを伴います。

  

また、重たい物を持ち上げる他にも、前屈みになって物を拾い上げようとした時や、後ろから誰かに呼ばれて振り返った時、車の乗り降りの際など、生活の中のごくごく簡単な動きでも痛めてしまう可能性があります。 

 

急性腰痛症の場合、ほとんどが椎間関節や仙腸関節の捻挫、椎間板や靱帯、筋肉や筋膜の損傷によるものです。

 

椎関関節

背骨の1つ1つの骨を椎骨と言い、椎骨と椎骨の間にある関節のことを椎関関節と言います。

 



仙腸関節

一般に骨盤と言われる腸骨と、背骨の下の方にある(頚椎→胸椎→腰椎→仙骨→尾骨)仙骨の間にある関節のことを仙腸関節と言います。

 

 


上記の関節捻挫や筋肉の損傷による急性腰痛症の場合は、2~3日程で痛みが和らぎ、1週間から2週間程度で自然と痛みがなくなることもあります。     


しかし、2週間以上経っても痛みが引かない場合や、下半身に痛みや痺れなどの症状が現れた場合は、椎間板ヘルニアなどの他の病気が原因となっている場合があります。

  

そのため、痛みが出た時はお一人で判断せず、出来るだけ早めに病院や整骨院などの専門知識のある機関で受診するようにして下さい。


急性腰痛症の原因  


では、なぜ魔女の一撃とも形容されるほどの痛みを伴う急性腰痛症が起こってしまうのでしょうか?   

 

急性腰痛症は、立ち上がろうとした時や振り返った時のような簡単な動きでも起こってしまいますが、本来はこのような簡単な動きでは、大半の方は急性腰痛症にはなりません。

 

しかし、それは大半の方が日常生活において、何か動作を起こす際にゆっくりと動くことが多く、勢いよく何かをするということがほとんどないからです。

 

しかし、大半の方が明日急性腰痛症を発症してしまう可能性を秘めています。


なぜなら、現代社会において、長時間のデスクワーク・車の運転・立ち仕事・スマフォ使用による姿勢の悪化、肉体労働やスポーツによる筋疲労の蓄積、運動不足による筋力や柔軟性の低下、これらが1つも当てはまらないという人はほとんどいないからです。

 

そして、これらの状態の異常が進行すればするほど、急性腰痛症やその他のケガのリスクが高まっていき、リスクが高まれば高まるほど、ごく小さな日常の動作でも急性腰痛症の発症のきっかけになってしまいます。      


つまり、最終的なきっかけは日常の些細な動作ですが、急性腰痛症の根本的な原因としては、日常生活の動作や習慣の積み重ねによる筋肉の状態の異常であると考えられます。   

 

そして、前述しましたが、急性腰痛の主な症状は腰椎の椎間関節や仙腸関節の捻挫です。

  

関節捻挫というと骨を痛めていると勘違いされる方が多いですが、捻挫とは筋肉などを痛めているのであって骨自体を痛めているわけではありません。


例えば、膝関節捻挫であれば膝関節を跨ぐ筋肉や腱などのいずれか、または全ての筋肉などに炎症が起きているなど、何らかの不具合が生じている状態です。

 

では、一口に筋肉と言いましたが、急性腰痛症とは、どの筋肉が原因になっているのでしょうか?

  

答えは解りません。

  

何故かと言うと、腰椎椎関関節や仙腸関節に関連している筋肉などに炎症が起きていることは間違いありませんが、それは結果としてその筋肉を痛めたのであって、その痛めた筋肉が原因で急性腰痛症になっているわけではないことの方が圧倒的に多いからです。


人によって生活習慣や癖は違い、それによって筋肉のバランスや状態も違います。ですので、一概に〇〇の筋肉が原因だから、〇〇の筋肉のコンディションを整えておけば急性腰痛症の予防が出来るというものはありません。   

 

人間の身体は、筋肉や関節が全て関連しており、あくまで極端な例えの話ですが、足の裏の筋肉が原因で肩コリを起こしてしまう可能性もあります。これは一部の極端な例えですが、生活習慣や日常生活での癖は、筋肉の張りや過緊張、伸張制限など、様々な不具合を筋肉に及ぼします。その結果、筋肉のバランスは崩れ、関節の伸屈制限(伸び縮みしにくくなっている状態)を生んでしまいます。

 

では、通常よりも筋肉に伸張制限のかかった状態で通常時と同じように、腰を曲げた状態から勢いよく伸ばすとどうなるでしょうか?

 

 本来縮まないところまで筋肉を縮ませようとしたり、伸びないところまで伸ばそうとしたりすれば当然痛めてしまいます。   

 

例えば、縮む方のイメージとしては、満員電車に本来乗れない人数の人が乗ろうとすれば弱い人からケガをしてしまうように、筋肉も本来縮めないところまで縮めようとすると弱い部分から痛めてしまいます。

  

逆に伸びる方のイメージとしては、輪ゴムを伸びないところまで伸ばすと切れてしまうように、筋肉も伸びないところまで伸ばそうとすれば痛めてしまうのです。      


また、これらの現象は身体の至る所で起こっており、筋肉同士が関連していることを合わせると、どこかの筋肉が不具合を起こしてしまうことで、その負担を他の筋肉が補わなければならなくなり、結果として一番弱っている部分に痛みが出てしまうのです。

  

そして、腰椎や仙腸関節は身体の中心にあり、動作を起こす際に他の部位に比べ、より多く働かなくてはなりません。 

 

つまり、それだけ疲労も溜まりやすく、痛めるリスクも高くなるということです。   

 

また、より多くの動きに関連しているということは、急性腰痛の根本原因を特定するのは非常に難しく、安易に判断してしまっても根本的な改善に繋げることは出来ません。先ほどどの筋肉が原因かは解りませんと言ったのはそのためです。   

 

ですので、急性腰痛の治療を行っていく際に重要になってくるのが、丁寧な問診と正しい評価です。   


よく急性腰痛は癖になると言われますが、実際に治療を的確に行わずに放置してしまうと、何度も再発を繰り返してしまうことがあります。

 

そして、何度も再発を繰り返してしまう原因の1つが、痛めてしまった組織がきちんと修復していないからです。   

 

なぜ、時間が経っても組織が完全に修復されないままになってしまうのかというと、組織の修復中にその部位にストレスがかかると、その組織の修復が止まってしまうからです。   

 

ですので、再発を防止するためにも、急性腰痛になってしまった時は、組織を完全に修復させるまでしっかりと治療を続ける必要があり、痛みが和らいだからといって安心するのは危険だということです。   

 

そして、損傷した組織を完全に修復させなければならないのと同じように重要になってくるのが、根本的な原因を改善するということです。      


なぜなら、組織を完全に修復して再発を防いだとしても、根本的な原因である身体の歪みや悪い身体の使い方を治さなければ、いくら組織を完全に修復したとしても再発を防ぐことは難しいと言えます。   

 

つまり、急性腰痛症の再発の防止には、的確な評価損傷組織の早期回復、さらに根本的な身体の機能改善を行っていかなければならないということです。


 急性腰痛症の治療     


幸整骨院での急性腰痛症の治療の流れ 

 

問診と評価

まずは丁寧にカウンセリングと損傷部位の評価を行うとともに、生活習慣や身体のバランス評価を考慮し、根本原因を明確にします

また、患者様のスケジュールに合わせたプログラムを作成致しますのでご安心下さい。   


炎症を抑える

負傷してすぐは患部に炎症があるため、その炎症を抑えるための治療を行います。   


 損傷組織の回復

炎症が治まってからは、損傷組織の修復を中心に治療を行います。

また、組織の修復の段階に応じて筋力や柔軟性の回復を行います。

こちらも患者様と相談の上、無理のないように強度を調整いたしますのでご安心下さい。   


根本原因となっている部位へのアプローチ

再発防止のために、各患者様の生活スタイルに合わせたプログラムで、根本原因となっている部位のバランス調整を行います。

 


以上のような流れで、肉体面・精神面ともに患者様に寄り添った治療を心がけております。      

 

当院は完全個室になっているので、リラックスして施術を受けて頂けるほか、完全予約制となっておりますので、待ち時間なく施術を受けて頂くことが出来ます。   

 

また、駐車場もご用意しておりますので、宇治市だけでなく、城陽市や八幡市、伏見区などからでも安心してご来院ください。

カテゴリー- CATEGORY -
治療
野球
アーカイブ- ARCHIVE -
2024-03
2024-02
2024-01
2023-12
2023-11
2023-10

オススメの記事- RECOMMEND -

2021/07/05治療
腰痛
2021/07/14治療
腰椎分離症
2021/10/08治療
姿勢の悪化は筋力と柔軟性の低下が原因?
2021/07/06治療
筋肉とストレッチ